
そろそろ完成間近です。たまたまですが、醸造所の設計監理が重なっています。
打ち合わせ当初、施主さんから北新地の路面店でブランディーの醸造所をつくろうと思っているとのお話を聞いて、ビックリしたのを思い出しました。
醸造所は消防だけでなく保健所や税務署など申請がややこしい案件です。
今回の計画は、内装だけでなく外装も全て入れ替えてのフル改修になりました。
醸造の機器はステンレス製で美しくそれだけで存在感があります。
centenarian 、100年を越すブランドに成長するというオーナーの思いがあります。
before


「Kandori no ie」が上棟しました。
建て方を行って頂いたのは、和歌山の地元の工務店です。
木材に墨付けをし、「ノミ」や「カンナ」等の道具で手刻みをして、プレカットで使われない複雑な継ぎ手や仕口も使われています。
手間はかかりますが、その分その箇所にあった継ぎ手や仕口とすることでよりしっかりとした骨組みを作ることができます。
本当に素晴らしい大工の伝統技術です。工務店さん、大工さんお疲れさまでした。
平面形状は正形のシンプルな2階建てですが、玄関吹き抜けと2階フリースペース・階段とが一体となり、内部に光と風をとりこみ、内部空間にアクセントをあたえています。
現場は着々と進んでいます。
少し距離はありますが、足を運んで納まりなど現場で打ち合わせを行っていきます。


商業ビルの工事が着工し、杭工事が始まりました。
地盤調査を行い、構造計算とともに杭種、長さ、箇所を決めていきます。現場では、① 材料の受入検査② 杭心の位置確認③ 支持地盤の確認
④ 既成コンクリート杭の吊り込みと接合など検査していきます。
写真は散水してクラックがないか確認しています。

蝉の声がにぎやかな季節になりました。昨日は、和歌山市にて地鎮祭が行われました.
Hさん,おめでとうございます.
紀ノ川に近く、心地よい風が吹いていて夏でも過ごしやすい場所です。
ご主人様を筆頭にアクティブな家族のための家、「Kandori no ie」いよいよ着工です.

日本橋の元楽器屋があったところをビールの醸造所に改修する計画です。
大通りに面していて、今後海外からの旅行客も期待し、外観はガラス張りで醸造所内の作業風景をみせています。
内装は機能面、衛生面、防水面と気の使う箇所は多々ありますが、やりがいのある設計作業です。
完成まであと少し、できあがり間近は毎回ワクワクです。
できたてビールも楽しみにしています。


解体現場を見るといつもワクワクします。
廃墟のような感じ、香港の九龍城を思い出すからかも。

清々しい初夏を迎え,「Haruki no ie」の上棟式がありました.
弊社でも数少ない平屋建ての建物です。建物の平面形状はH型をしています。
2つのボリュームが真ん中で繋がっている形状になります。
H型全体での構造計算と2つのボリュームそれぞれの構造計算と含め合計3度計算し、構造検討しています。
今回も難易度の高い建て物です。わざわざ難しくしている訳ではないのですが、毎度空間を考えていくと結果、そうなってしまいます。現場の大工さんも上棟するまでは、ややこしいと言ってブツブツいますが、できあがった時は誇らしげな表情でドヤ顔です。
ここからが正念場、仕上がりや納まりに注意しながら進めていきます。
