スエロ建築研究所のブログ

北魏・石造仏教彫刻

北魏

大阪市立美術館で10月20日まで開催されていた特別展を観てきました。
長い中国仏教史において、最も優れた石造仏教彫刻が生み出されたのが、南北朝時代の北魏(ほくぎ/386-534)王朝だそうです。
すべての仏像の表情から「やわらかさ」や「温かみ」が伝わってきます。
プロポーションは美しくずっと観ていても見飽きません。
永い年月が経っても色あせないもの。作り手にとって永遠の課題です。


S 邸

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大阪市内に計画している住宅の打ち合わせに行ってきました。
春先から打ち合わせを重ね、いよいよ実施設計に取り組みます。
どんな空間になるのか今から楽しみです!


Kourien no ie

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香里園の住宅が竣工しました。
敷地に対して建物をズラして配置することで、
室内への光の入り方や眺望を活かした計画です。
あとは、木が植わり、庭ができるまで待ち遠しいです。


sci.square 写真撮影

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先日、竣工した大学の撮影に行ってきました。
カメラマンは度々スエロの竣工写真を撮って頂いているnice guyな中村氏です。
設計側の意図を伝え、微妙な家具の配置調整や自然光を巧みに扱い空間に沿った素晴らしい写真を撮って頂きました。

この大学改修プロジェクトも気づけば約1年。
大阪大学E-SQUAREの発足と供に、この場所が学生、大学、企業が連携を組んで新しいモノづくりやアイディアを創作していく場です。
僕たちもこの新しい考えに沿ってデザインできるんじゃないかと思ったのがきっかけで、難しく、楽しい道のりが待っていました。

提案したのは、大学、学生も巻き込んでワークショップを通して、みんなでいっしょにE-SQUAREをつくろう!!

集まったみんなで、この場所がこうなって欲しいイメージやキーワードを出しあい、コンセプトを決めるのですが、思い思いに言いたいこと言うんで中々決まらないんです。
徐々にキーワードを整理していくと、「葉っぱの上の水滴」が浮かび上がってきました。
水滴を人にたとえ、葉(E-SQUARE)の上でくっついたり、はなれたりと、様々な関係が生まれるイメージです。

天井のルーバーは木の幹をモチーフにしています。
水滴(人)が木の幹から伝わって葉っぱに向かうように。
模型や図面をにらめっこしながら、みんなで意見を出し合っています。
コンセプトをもとにカタチにするところは設計側で調整しています。

最後にみんなで手作りワークショップ、カタチにする作業を供にし、モノづくりの楽しさを肌で感じてもらいました。

写真はworksにupしてます!!

学生に教える事、伝える事の難しさを実感し、ますますモノづくりの楽しさに気づけたプロジェクトでした。


現場打合せ

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ハツガノの家の現場打合せに行ってきました。
外壁の下地を貼り外観の形状がだいぶ見えてきて良いボリューム感。

サッシ位置の確認、外壁の細かな納まりを再度確認し棟梁にも模型を見せながら
イメージを伝えてきました。

実際に手を動かして造ってくれている職人にイメージを伝える事はとても大事です。
伝わるまでとことん話す。
コミュニケーションをとる。

現場では図面で伝えきれない事が多々あります。
そんな時、現場に足を運び一緒になってクリアにしていく事が良い家づくりへの第一歩。

人任せ図面任せの家づくりにはならないように...


ツメどころ

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昨年から進めてきた住宅がいよいよ来週に着工します。
実施図面、模型、お客様への確認、申請業務を経てスタートします。

ツメどころはまだまだコレから...
家具の大きさ、カタチや仕上げ素材の色見、質感
それらの検討が大切。

細かい事ですが一つ一つの納まりが良質な空間の決め手になってきます。
そこで一番大事なのが住み手にも造り手にも関わるすべての人にとって、この住宅が特別なものだと
感じてもらう事です。
そこが最大のツメどころ...

良いモノは関わる人にとって一番でなければなりません。
この住宅もそうなっていくはずです。

また、進捗はブログでアップしていきます。


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